ヤンデレ研究日誌

腐女子によるヤンデレ研究レポート

一途と狂気の狭間 花より男子〜道明寺司

花より男子 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

花より男子 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)


国民的大ヒット少女マンガ、花より男子

ドラマ化され、そちらも大ヒットしたので知らない人間の方が少ないだろう。

この作品のヒーロー、道明寺司が実はヤンデレの素養があることに恥ずかしながら最近ようやく気が付いた。

10年以上前に全巻読み終えていたが、道明寺司と言えば作品初期のクズっぷりが印象に強すぎて、その後の一途っぷりを忘れていたようである。

いま改めて読み直すと、花より男子という漫画の根幹は「道明寺司の成長ストーリー」なのだとはっきりわかる。

つくしに惚れてから道明寺は徐々に変わろうと努力するが、肝心なつくしが類と道明寺の間でふらふらしているので、道明寺が傷付き、時に想いを爆発させる。もともと暴力的な道明寺は苛立つと周りの人間に八つ当たり暴力をふるい、それを見たつくしが道明寺を拒絶して…
この一連の流れが何回もループしている。


道明寺の暴力的な面は擁護できないしクズだと思うが、何回もつくしに告白をしては流され本気にされず、他の男子といちゃつく様を見せられる所は可哀想だしやりきれない気持ちになる。

最後にはくっついたからハッピーエンドだったものの、初期のままつくしが道明寺を受け入れなかったらとてつもないヤンデレキャラになっていたと思うと、ハッピーエンドなのが少し残念でもある。


ヤンデレタイプとしては、道明寺司は独占欲からの病み傾向なので「愛情独占型」タイプだろう。